高校演劇で知っておくべき舞台用語
高校演劇を始めるにあたって知っておくべき用語をご紹介します。
より詳細なバージョンもいずれ。
~基礎知識編~
舞台監督(ぶたいかんとく)
舞台監督。略して舞監(ぶかん)
その演目を役者以上に、誰よりも知り尽くしている者が担当する超重要な役割。
何故か新入部員にやらせる学校があるが、その時点で勝負は決まっているようなものである。
舞台照明(ぶたいしょうめい)
舞台照明。略して照明。
舞台に光を入れる役割。
色や当て方によって様々な印象を観衆に与えることが出来る。
舞台音響(ぶたいおんきょう)
舞台音響。略して音響。
BGMや効果音を入れる役割。
選曲や入れるタイミングにセンスが問われる。
役者(やくしゃ)
配役を演じる者。演者(えんじゃ)ともいう。
センター
中心。舞台の真ん中を示す。
上手(かみて)
客席から舞台を見て右側のこと。
「じょうず」ではない。
基本はセンターを基準に分けるが、自分の立ち位置を基準にすることも。
下手(しもて)
客席から舞台を見て左側のこと。
「へた」ではない。
基本はセンターを基準に分けるが、自分の立ち位置を基準にすることも。
尺貫法(しゃっかんほう)
舞台上では1間、1尺、1寸と普段使わない計測用語が出てくる。
厳密には1間=181.8cmだが、
高校レベルでは
1間=180cm
1尺=30cm
1寸=3cm
1間=6尺=60寸
と覚えていれば良い。
ちなみに私は「一寸法師=3cmくらい」から覚えていった。
平台(ひらだい)
厚さ4寸の台。
大きさは3尺×6尺、4尺×6尺など様々な種類があり、箱馬や木台で高さを調節するなど、様々な種類を組み合わせ、理想の舞台を作る。
ひな壇(ひなだん)
平台で作られた台を階段状にすること。
ひな壇芸人の由来はこれに座っている芸人さんのこと。
バトン
舞台上に吊ってある長い棒。
これに舞台装置や照明、スピーカーを吊る。
~舞台照明編~
調光操作卓(ちょうこうそうさたく)
照明卓(しょうめいたく)とも。
照明をコントロールする機械。
サスペンションライト
メインに照明器具を吊るバトンのこと。
サスともいう。
シーリング
前明かり用のライトのこと。
これがないと顔が明るくならず、怖い。
スポットライト
一つの物体を照らすこと。
2灯で一つの物体を照らすこともある。
ピンスポットではない。
ピンスポットライト
正式にはフォロースポットライト。
ライト自体を動かして、照明を当てる。
スポットライトとは違うので注意。
カットイン、カットアウト
勢いよく規定値まで照明をON、OFFにすること。
フェードイン、フェードアウト
ゆっくり、徐々に照明をON、OFFにすること。
~舞台音響編~
音響調整卓(おんきょうちょうせいたく)
音響卓、ミキサーとも。
BGM
Back Ground Musicの略。
音楽のこと。
台本上ではM1、M2と書く。
SE
Sound Effectの略。
効果音のこと。
台本上ではSE1、SE2と書く。
カットイン、カットアウト
規定値で音響をON、OFFにすること。
カットインは照明と異なり、最初からフェーダーを上げておくことがほとんど。
カットアウトの時はスパッと下げる思い切りが大事。
フェードイン、フェードアウト
ゆっくり、徐々にフェーダーを下げて音響をON、OFFにすること。
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