高校演劇で知っておくべき音響知識とは?
順番に説明します。
マイクは使わない
プロの役者の皆さんはヘッドセットマイクを使うこともありますが、高校演劇ではほとんどが地声です。
審査員の経験がないのでマイクを使っただけで減点になることはないと思いますが、加点対象にはならないでしょうし、ミキサーの設定ミスでハウリングしてしまったら減点となる可能性はあるでしょう。
マイクは使わないほうが無難です。
セリフを邪魔しない
大前提ですが、あくまでも目立っていいのは役者です。
音楽ではありません。
音楽のせいでセリフが聞こえないと、それはもう演劇として崩壊しています。
※もちろん演出上の場合は除く。
そのため、セリフを邪魔しない程度の音量をリハーサルで掴みましょう。
ミキサーに触れる
これはもう読んで字のごとくです。
ミキサーの感覚はミキサーでしか掴めません。
そしてその感覚はリハーサルで触るだけでは絶対に掴めません。
じゃあどうすればいいのか?
ミキサーを買いましょう。
安いものでも1万円近くかかりますが、この感覚を養うのはかなり大変ですので部費で買うようにお願いしてください。
オススメはこちらです。
使い方は別記事で紹介する予定ですので、ぜひご覧ください。
フェードアウト、フェードインを練習する
ミキサーを手に入れたらフェードアウト、フェードインの練習をしましょう。
演劇ではほとんどの場合フェードイン、フェードアウトは使われると思います。
この感覚は結構繊細で、変なタイミング、変な入り方をすると、意外と気付かれます。
ミキサーのフェーダーで練習すれば、本番のミキサーでも何回かの練習で掴めると思います。
CDは台本通りに曲を入れる
演劇で使用するCDは基本的に原盤を持ち込むのがルールのはずですが、中には著作権フリーのものをCD-Rに焼いて持ち込むこともあると思います。
その場合はなるべく台本に登場する順番通りに曲を入れましょう。
例えば台本上にBGM1→BGM2→BGM1→BGM3の順番で流すとなると、
CDのトラック上ではBGM1を1曲目、BGM2を2曲目、そして、BGM1を3曲目に入れてください。
本番中は非常に緊張します。当たり前のことが出来なくなります。
BGM1に戻そうとしてトラック1に戻すと、次にBGM3を流したいのにBGM2が流れてしまうことがあります。
順番通りにすることによりミスを減らすことが出来ます。
ただし、原盤があるCDの場合はそうもいきませんので、十分気を付けてください。
原盤のあるCDをCD-Rに焼くことはルール違反となる都道府県がほとんどだと思います。注意してください。